愚痴・憎まれ口・無駄口・世迷言・独断と偏見・屁理屈・その他言いたい放題！
その16．≪最近落とした爆弾コレクション・１≫
最近、アチコチの掲示板で落とした爆弾（？）を、拾い集めてみまし
た！続けて読む事によって、僕のの論理に矛盾がないかどうか、自分
自身でも確かめてみたかったものですから！だから、敢えて何処も書
き直したりしないで、列挙してみました！サァ、どういうことになっ
てるでしょうネ・・・（残念ながら、サイさんの掲示板に最初に落と
した爆弾は、既に消滅していました・・・） 。
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僕の悲観論を、ただのホントの悲観論だと受け取る方が多い事に、愕
然としています！ここに集っていらっしゃる方達は勿論の事、伝統芸
能の第一線で活躍しておられる方々は、多かれ少なかれ、将来に対す
る危機感をお持ちですし、既に実際に様々な試みに挑戦しておられる
方も多いのですが、どちらかと言うと、井戸の中から外を見ながらの
作業で、どうしても現状認識に甘さやズレが生じるので、たまたま田
舎の、あまり恵まれない環境にいて、厭でも外からの風をモロに受け
ないではいられない僕が、その甘さやズレを、少しオーバーに指摘し
て、更に皆さんに奮起を促そうと思って書いたことが、まるで正反対
に受け取られていると思うと、なんとも残念でなりません！どうせ無
くなってしまうような、つまらない物なら、こんなに一生懸命に啓蒙
する必要などない事は、皆さんだってお解りの筈ですよネ♪ 。
サイさんチで「１００粒の種」の話が出ていました！昔は日本中に、
掃いて捨てるほどの種が蒔かれていたので、１００粒に１粒でも芽が
出れば、それでも充分でしたけど、今では種の絶対数が余りにも少な
くなってきているので、１００粒蒔いたら、５０粒は芽を出してくれ
ないと、とても間に合わないような状態になっているんです！ 。
僕の書き込みや「独り言」を読んで、「将来なくなってしまう様な事
を勉強しているのって時間とお金の無駄なの？じゃぁやめておこう」
と思う人がいるとすれば、僕の筆力の無さが原因なので、本当に申し
訳ないと思いますが、むしろ、そう思う以前に、最初から全く興味も
ないし、そんな物がこの世に存在すると言う認識すらない急増してい
る事に、背筋を寒くしているんです！そういう人達に、兎に角コチラ
を振り向いて貰うには、どうしたらイイんでしょうか？！ 。
なにも伝統芸能に限らず、政治でも経済でも、常に最悪の事態を想定
して、緊急且つ抜本的な対策をこうじた後で、「この分なら、絶対に
大丈夫！」という確信の上に立ってこそ、本物の楽観論が浮上してく
るのだと思います！そしてその楽観論こそ、僕が何よりも待ち望んで
いるものです！ 。
「皆で一所懸命頑張れば、なんとかなるサ！」「こんな素晴らしい物
が、簡単に無くなってたまるものか！」と言うような言葉は、実はい
つも僕の頭の中で飛び交ってるんですが、そんな抽象的な言葉ではな
くて、もっと長期的な展望の上に立った、「伝統芸能ルネッサンス運
動」とでも言うべき、壮大なプロジェクトの設計図と企画書に基づい
た、具体的な活動計画なり、方法論なりを、皆で額を寄せ集めて、生
み出していく時期に入ったのではないかと、僕は独りで勝手に、そう
考えているのです♪ 2001年8月8日(水)「柳優のおもちゃ箱・悩み事
相談室」にて。 。
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例えば、僕の知人に、体調が悪いのに病院に行かない人がいるとしま
す。「どうして検査しないの？！」と尋ねると、「癌などの最悪の結
果が出るのが怖いから！」と言うんです。で、どうしているかと言う
と、手当たり次第に薬局の薬を買い込んだり、「何でも治る！」と言
う、怪しげな健康食品に頼ったりしています。 。
本当に健康になりたいのなら、ドンナに恐ろしい病名を宣告されよう
とも、早く病気の原因を突き止めて、最も効果的な治療を、一日も早
く施すべきだとは思いませんか？！「健康になりたい」と願う事と、
「どうすれば健康になれるか」考える事とは、かなり次元の違う問題
だと思うんです。勿論、「健康になりたい」と願っていなければ、健
康になれる筈はないんだけれど、ただ願ってるだけでは、やはり健康
にはなれません。現在の治療法が、ドレ位効果があるのか無いのか、
ひょっとしたら治療法が間違ってはいないかなど、日々刻々と変る体
調と厳密に照らし合わせながら、常にチェックしていく必要がありま
す。日舞の場合も原理は同じで、現状をドレ位シビアに把握出来てい
るかいないかによって、将来が大きく左右されると思います。 。
「吉田兄弟の津軽三味線に惹かれてロックよりこちらのコンサートに
行くという若者が増えているそうです。」との事ですが、その認識は
かなり危ないと思います。吉田兄弟の音楽に興味を示す若者が増えて
いるのは事実ですが、実際にはやはり、「グレイ」などのコンサート
に行く人の方が、まだまだ圧倒的に多いですヨ！（笑）それに、若者
達が津軽三味線に興味を持つのは、丁度僕達が若い頃に、初めてエレ
キ・ギターの音を聴いた時と同じで、新鮮な音とリズムに素直に共鳴
しているだけで、即、伝統音楽の素晴らしさに目覚めてる訳ではあり
ません。 。
でも、なにはともあれコチラを振り向いてくれたのですから、更に何
段階もの壁を乗り越えて、伝統音楽の真髄を解って貰えるようになる
まで、彼等の興味を繋ぎながら、引っ張って行かなければならないん
です。つまり本当は、これから先が吉田兄弟の正念場だと思います！
方法を間違えると、またソッポを向かれるかもしれないんですから！
2001年8月9日(木)「柳優のおもちゃ箱・悩み事相談室」にて。 。
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幸龍さんの凄い所は、実際にそれをやっておられる所です！「やりた
い」と「兎に角、やる！」との間には、雲泥の差があります！また、
柳優さんのやっておられる「子供達の啓蒙」は、将来の為の最も大切
な仕事の１つだと思います♪僕が細々と長崎でやってる「創作活動」
も、有効だと思いますし、長崎「いろは会」が長年やっておられる、
学校回りをして「古典舞踊を子供達に観せる」活動も素晴らしいし、
「保育園」や「幼稚園」で、ボランティアみたいにして日舞を教えて
回っておられる先生方も、尊敬しています♪ 。
ただ今までは、それらの活動がバラバラに行われていて、なかなか連
携や協力が出来なかった訳です！来年の「創作舞踊フェスティバル」
に関しても、結果的に「いろは会」との連携が出来ませんでした！で
も、だからこそ、幸龍さんや柳優さんが長崎に来て下さる事には、大
変な意義があると思うんです！！！ 。
単に日舞の人達だけではなく、純邦楽の人達も、能・狂言から歌謡舞
踊・民踊の人達までが、ジャンルの壁を乗り越えて協力し合いながら
「伝統芸能ルネッサンス」の一大キャンペーンを張れば、必ずや相乗
効果によって、１＋１が３に４にもなると思います！芸能関係者だけ
でなく、呉服業や和装小物業の人達も参加して、更に茶道・華道・書
道から古武道の世界の人達までが一致協力して、１つの目標に向かっ
て頑張れないものでしょうか？！そういう気持ちを持っている人は、
必ず各界に数人はいる筈です！ 。
折角、ネットで多くの方々とお知り合いになれたんですから、そして
ネットは、コレまでの常識を覆すような、新しい人間の絆を作ってく
れる筈ですから、ココからそういう運動を起こして行くというのは如
何でしょうか？！「掲示板」で、こういうやり取りが行われている事
自体、すでにもう、何かが動き始めているような気がするんですが！
2001年8月10日(金)「柳優のおもちゃ箱・悩み事相談室」にて。 。
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